2005年11月21日


師走が近づくと税金申告の季節がやってきます。日本と違ってドイツでは、(アメリカもそうですが)サラリーマンも含めて仕事をしている人は、全員税務署に対して税金申告をしなくてはならないので、面倒です。2005年12月1日までに、2004年の税金申告を行わなければなりません。

ドイツの会社は、日本と違って通勤定期を出してくれたり、定期代を負担してくれたりはしません。このためサラリーマンも、通勤にかかった費用は原則として、課税額から控除されるように、税務署に届けなくてはならないのです。


なにしろドイツ政府は2007年までに350億ユーロから400億ユーロも財政赤字を減らさなくてはいけないので、課税額からの控除の可能性は、年々減らされていきます。

2007年には付加価値税も上がるなど、国による苛斂誅求の度合いはますます激しくなり、今後ドイツの消費者の財布の紐はますます固くなる一方だと思います。